2011年 04月 15日
那須高原にも桜前線到来です
壮年期の芭蕉が桜にまつわる己の生涯を顧みて感慨にふけった、あるいは思い出を呼び出してくれる装置としての桜の存在感を詠った句とワタクシは理解しています。詳しい解説がこちらにありますので興味のある方はどうぞ。
さてその桜ですが、いよいよ那須でもちらほら見頃となってきました。那須高原友愛の森あたりはまだまだですが、西那須野駅あたり(大田原市)などでは満開です。今回はそのなかから、とちぎ名木百選にも選ばれている光丸山法輪寺の「西行桜」と呼ばれるシダレザクラをご紹介いたします。
うーん、いいですね! 樹齢は800年を数え、西行法師が歌に詠んだ桜なのだそうです。
法輪寺はなかがわ水遊園のすぐ隣にある小さなお寺なんですが、庫裏などに囲まれた庭に咲く桜の古木のまわりは、うーん、なんでしょう、異世界・・・? ハレの気配が舞い散る桜の花びらと共にあたりを満たしているんです。「わぁっ!」と声が出てしまうような、雨上がりに突然陽が差したような、そんな場所なんです。
写生をするために地元の小学生たちが来ていました。でもお弁当が楽しそう(笑)。
諸行無常・・・。
諸行無常・・・。
今日は初夏の陽気。このまま桜を求めてうろうろしてみるつもりです。
皆さまも那須の桜、いかがですか?
<今日のりんちゃん>
りんちゃんのぐだぐだぶりを見て、散歩に行くことを決めたのでした(笑)。