2011年 10月 28日
山の上の別世界・三斗小屋トレッキング Day1
まずは那須岳ロープウェイに乗って山頂へ。下界は霧でしたが、昇るにつれなんとガスが晴れて青空が見えてきました。出だしから好調です。アナウンスのおじさんも「このロープウェイには天皇陛下もお乗りになりましたよ」と楽しそう。100人を超える乗客も一斉に「ほ~ぅ」。「その時はSPの警官が皆さんと同じくらいの人数乗ってきました」「へぇ~!」「でも次男坊(※秋篠宮殿下のことですね)の時は10人くらい」「わはは・・・」観光ロープウェイですね(笑)。
もう山頂付近の紅葉は終わっているのですが、それでも大勢の人がロープウェイに乗り、茶臼岳を目指します。山道に人の列ができます。
今日もワンコ連れの方と遭遇。山ガールも山ドッグもすっかり当たり前になってきました。
葉が落ち荒涼な斜面ですが、それはそれで迫力です。友人Fも満足げ。
牛ヶ首に到着。ある事情で、ここで早めの昼食をとりました。今回はワタクシが朝握ったおにぎり。ある事情とは、宿に到着後ご説明します。
牛ヶ首から見渡せる山々。空がキレイ、雲がキレイ、山がキレイ。気持ちいい!
今回は牛ヶ首から左に折れて姥ヶ平を通り抜けます。
白玉の実
びっしり生えたハイマツのすき間からちょこちょこと別の葉っぱが。まるでコケを使ったミニ盆栽のよう。
姥ヶ平に到着。振り返って見るともう茶臼があんなに小さくなっていました。
シーズン中はカメラマンに埋め尽くされるひょうたん池に茶臼を写し込む撮影スポット。実は3人も立てば満員になるようなスペースしかないのです。
ひょうたん池を過ぎたあたりから沢へ向かって林道のようなトレッキングコースになります。しみじみと秋の山道。
着いたっ、到着です。大黒屋旅館と煙草屋旅館の2軒だけが山の中にポツンとある、三斗小屋温泉です。
ここは電気もないし携帯電波も届かない山の中。夕方から自家発電で5時間だけ明かりがつきます。だから夕食は4時半。そのため昼食を早めにとったのでした。
宿の裏手には温泉神社がありました。
宿からの眺めは若干雲に遮られていましたが、それでも雄大な景色でした。
ひと眠り、温泉、4時半(!)の夕食、温泉、ひと眠り、温泉、ひと眠り、9時消灯(!)、でもまた温泉、就寝。何もない贅沢、不便を楽しむゆとり。何もしない贅沢、あふれる時間を友と語らい、己に語りかける。山に登った者だけが過ごすことのできるひと晩でした。
<Day2に続く>