2012年 10月 24日
ギャラリーバーンでイラン遊牧民の手織物展
鳥の目街道にたたずむギャラリーバーン。毎月のように企画展が催されています。いつでも誰でも入場無料。
館内はいつもと違った雰囲気。ところ狭しと織物が並んでいます。
まずはテーブルの上の椅子用?クッションから。どれもカワイイ柄ですねぇ。
手に触れると、重みと厚みに驚かされます。昼暑いのに夜は極寒という中近東の砂漠・山岳地帯でテント生活を送る放牧民が使う、しっかりした織物です。
インディゴ(藍)、茜(あかね)、ターメリックにサフラン。家畜として育てている羊の毛(ウール)を自然の材料で草木染めして自分たちで織って、これ以上のナチュラルさはありませんね。
嫁ぐときに家の様子を描写したもの。
草原の雰囲気。
赤は茜で染め出しますが、その後ヨーグルトに漬け込んで酸で色味を変化させたりするのだそうです。
紅茶をいただきつつ、ゆっくり鑑賞。
設計図面はなし。柄は個々が思い思いに心の赴くままに決めるのだそうです。
羊(トナカイじゃないよ)は多くの作品に色や大きさを変えて何度も登場するモチーフです。彼らの生活の中心なんでしょうね。
クッションの大きさで1万円、3畳程度のラグだといいものでは100万円もするギャッベですが、その制作工程や手の掛かり方を聞くと納得の値段です。ワタクシは買えないけど(笑)。でもこんなのが居間にあったらホントに素敵ですね。
<今日のりんちゃん>
クリスマス用の帽子とマフラーが届いたので、さっそく試し撮り。