2013年 02月 07日
松井酒造の酒蔵見学~マツコトができるまで
今回はなんと杉玉もまだ青い(=仕込み真っ最中)の松井酒造さんの酒蔵を見学させていただきました。
横手にたくさんの杉玉(酒林とも言います)発見。何年も前からのものがずらっと並んでました。杉玉は新酒の仕込み時に青い杉の葉で作って軒下につるし、色があせて茶色くなった頃がちょうどできあがりの合図という、酒蔵独特の洒落た看板なのです。
併設ショップで尾瀬あきらさん発見。この蔵は内外で酒の受賞経験があり、酒評論家などの著名人も訪問しています。
さてではさっそく蔵の中へ。いきなり大勢の蔵人(くらびと)たちに遭遇。あうんの呼吸で働いていました。
蒸し上がった酒米に酵母をまぶしています。
その後作業しやすいように布でまき、タンク室へ。
酒米を麹・仕込み水と共にタンクへ投入。
タンクの中はこんなかんじ。いっぺんにタンクを満タンにはせず、発酵の具合を確かめながら3回に分けて仕込みます。三段仕込みです。
蔵を見渡して。タンクに巻かれたホースは、内部が発酵で温度上昇してしまうのを防ぐために水を通して冷やすのに使います。
慶応元年創業、戦火をかいくぐってきた蔵は見てまわるだけで時の重みを感じます。
タンクの中で発酵してできたもろみは、やぶたという写真の青いアコーディオンのような機械で絞って原酒と酒粕に分けられます。大吟醸などはやぶたを使わず袋に入れて重力だけで抽出します。
今回は日本酒の飲み比べ会で知り合ったこの蔵の若女将真知子さんにご案内いただきました。
真知子さんとツーショット。酒蔵に嫁いだ女性としての苦労や矜持など、いろいろ雑談もお相手いただきました。ありがとうございました。
というわけで買ってきたのは真知子さんお勧めの限定品「松の寿・純米吟醸・無濾過生原酒」 栓を開けた途端に桜の花のような甘い香りが鼻をくすぐりました! 美味しっ! 美味すぎで現在ブログ書きながら3杯目。いかんなぁ。でも、皆さまもぜひどうぞ。松井酒造で買えるほか、那須の月井酒店にもいろいろ揃っていますよ!
<今日のりんちゃん>
雑誌「ねこのきもち」最新号付録のネコテントが気に入ったみたいです。