2013年 03月 13日
コンクラーベ会場は那須にもあった!
ところであまり知られてないかもしれませんが、実は那須高原にもシスティーナ礼拝堂があります。それがこの那須トリックアート美術館・ミケランジェロ館です。
ナスティーナ礼拝堂とも呼ばれる(笑)、ミケランジェロ館のシスティーナ礼拝堂。本物の3/5の大きさです。それでも大迫力。
振り返って。ぐるっと360度、礼拝堂内すべてに壁画が描かれています。
500年以上の歴史があるバチカンのシスティーナ礼拝堂ではフレスコの色も褪せ、修復工事が行われるそうですが、那須高原のシスティーナ礼拝堂は鮮やか。
正面の青い部分はミケランジェロの「最後の審判」。他もすべて旧約・新約それぞれの聖書の物語が描かれているのですが、勉強不足、よくわかりません・・・でも大丈夫、フロアには案内の方がいらっしゃって、カメラのシャッターから礼拝堂のこと、壁画の内容まで尋ねればなんでも笑顔で答えてくれます。
那須トリックアートには1、2、3号館があるんですが、アートあふれる3号ミケランジェロ館ではなんと無料の衣装レンタルもあって
記念写真がさらにさらにオモシロくなっちゃうのです(ちゃんと男性用も用意してはあるんですが・・・笑)!
館内には他にも作品を展示したコーナーがあります。これはシスティーナ礼拝堂の壁画の一部分にもなっている、ミケランジェロ作「太陽と月の創造」。
ただしここはトリックアート館なので、ちょっとした細工がしてあります。神の指先がどこまでも追ってくる!
礼拝堂壁画作成風景の再現モデル。縮尺は等分です(ここもトリックアートですので、作業をしている人たちも描き込まれているのです)。
ミケランジェロ以外にもダヴィンチ作「最後の晩餐」が飾ってあったりして楽しいのですが
ワタクシの1番のお気に入りはこの不思議な建物! 仕掛けがわかったときにはあぁっと叫びましたよ。
敷地の一角にはトリックアートを作成しているアトリエ工房があり、こちらも見学自由です。
見本写真を見ながら大きな作品を作っているところ。なにか、カニの絵ですね。
通常教皇の死後行われるコンクラーベですが、教皇の死の確認に関しては、首席枢機卿が教皇の本名を三度呼び、銀のハンマーで額を三度たたくという方法によるそうです。ですがあまりに時代錯誤なこの方法は、この半世紀の間実際に用いられたことは無いとされ、医師による科学的知見に基づいた死が確認された後に「伝統的な儀式」として行われ、その後首席枢機卿が教皇の右手から「漁師の指輪」を外すのだそうです。今回は生前の退位ですのでこの限りではありませんね。
※Pope - Wikipedia, the free encyclopedia
<今日のりんちゃん>
こらー、そこにいるのは誰にゃん? 出てこい!