2007年 10月 19日
渋滞知らずの那須高原紅葉めぐり
マウントジーンズスキー場の場所は那須どうぶつ王国のちょっと上です。途中道が細くなっている場所があるのでご注意を。ですが道路はスイスイ、駐車場も問題なしでした。スキー用のゴンドラは6人乗りで定員100人を超える那須岳ロープウェイとは比較できませんが、こちらも混雑なしでゆったり乗ることができます。
那須岳とは植生が異なりブナ・ミズナラ・ツツジなどの雑木がびっしりと斜面を埋めています。熊笹も多少生えています。
頂上終点近くになると木々が赤や黄色に色づいていました。ところどころにひときわ赤く目立っているのはやはりモミジです。
やはり山の上は気温が違い、皆ジャケットやフリース(!)を着込んでいます。頂上駅の周辺ではなんとリンドウがまだ綺麗に咲いていました。
ヤマハハコ。この花もやや季節外れですが、元気よくあちらこちらに群生していました。
春にはゴヨウツツジの咲く山頂散策路を少し歩いてみます。今年は秋の冷え込み方が穏やかなため紅葉の色づきがいまひとつだ、とは山頂に立って観光客にいろいろ案内・解説をしてくれていた山観光コンシェルジュ(ワタクシが勝手に命名…)のおじさんの弁です。
花のように赤い実はナナカマド。この木は非常に火が付きにくく、7回カマドに入れてやっと燃えるということから名前が付きました。
ドウダンツツジ。立派に成長して見上げるような大きさです。
散策路を少し行くと右手に広場があります。老夫婦のハイカーが草の上でお弁当を広げていました。ヤマハハコ・ラベンダー(!)・熊笹が斜面を飾り、ここだけ別世界のようでした。
約30分で一周できる山頂散策路ですが、途中から道が険しくなるのを知っているワタクシは広場の所でUターンして駅へ戻ることにします。
那須岳のまるで絵の具を落としたようなくっきりと赤く燃える紅葉や荒々しい岩肌の景色は見られませんが、多種多様の雑木がそれぞれに異なった表情を見せるマウントジーンズスキー場も、渋滞知らずでのんびりと山の散歩を楽しめるワタクシのお薦めスポットです。