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花とスプートニクに思ひをよせて

今日青木にある道の駅「明治の森・黒磯」へいつものように野菜を買いに行くと、隣接する花畑のひまわりがやっと咲いたところに出くわしました。他にもカメラを構えている人がちらほらいて、話を聞くと今日の新聞にここのひまわりの開花のことが載っていたので来たのだとか。
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いつのまにやら皆元気に育って高さもワタクシを軽く超えています。すごいすごい。
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数日前からめっきり朝晩涼しくなりご宿泊のお客さまもびっくりしていますが、ひまわり達にはなんとかがんばってもらいたいものです。開花を待っていたかのように花アブが忙しそうに飛び交っていました。
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こちらは同じく青木の道の駅で買ってきたケイトウの花。最近どこの花屋でも葉ゲイトウしか売っていないので見つけたときは大興奮でした(笑)。

今からン十年も前のワタクシが幼稚園の頃、家は郊外にありました。借家でしたが庭付きで、ケイトウや松葉ボタン、夕顔、月見草、ホウセンカなどが咲いていたのを覚えています。今でもこれらはワタクシの好きな花なんです。

庭は形ばかりの垣根越しにお隣の庭と続いていて、まだウチにテレビがなかったワタクシはお隣のおばさんの家で生まれて初めてテレビを見たのでした。ちなみに番組は「スプートニク」の何号目かの打ち上げでした。

家を出て右へ10メートルほど行くと板塀で、その先は菜の花畑でした。ある日その板塀をくぐり抜けた幼い頃のワタクシは、なぜ花がわざわざ畑に植えてあるのか訳がわからずただただボォッと眺めていた記憶があります。

家の少し先には(たぶん)そのあたりの住民用の生ゴミ廃棄用の深さ1メートルほどの穴が地面に掘ってありました。のんびりした時代でした(笑)。そこに40回先に飛び降りた者が隊長になる、という決まり事がいつのまにかできて、さっさと飛び終えた近所の山下君がそれ以来隊長になりました。まぁ別にただの呼び名のモンダイなのですが。

ケイトウひとつでずいぶん昔の思ひ出がよみがえるものだと我ながら感心します。
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ふと白昼夢からさめてあたりを見回せば、もうすっかりヒガンバナの季節です。庭に出ると、昼から虫たちの鳴き声が聞こえてきます。ちょっぴり感傷的な今日のワタクシですが、カレンダーがめくれる前にちょっぴり夏の後ろ姿を見てしまったからかもしれません。夏と秋の気配の混じり合う、那須高原の今日この頃です。
by raspberryfarm | 2008-08-22 17:54 | -その他の花々