2014年 02月 02日
サケ稚魚放流会@那珂川
もちろん自然にも遡上はするのでしょうが、人がちょっとお手伝いして、毎年たくさんのサケが帰ってくる川になるのならこんな良いことはない。そんな想いで始まったサケ稚魚放流会、今年で5年目になります。
2月16日にはなかがわ水遊園でもサケの稚魚放流会があります。こちらも無料(先着150名)ですので是非どうぞ。
<今日のりんちゃん>
2014年 02月 01日
観音沼でかんじきウォーク!
参加・かんじき貸出ともに無料、ふるまい地鶏汁付きという太っ腹な企画のため100名の募集は満員となっていました。
年配の参加者も多かったのですが、ほとんどの人が紐の結び方(かんじきの装着方法)わからず。地域や人、目的によってもいろいろ違いもあるようで、なかなか奥が深いかんじき道なのであります。
これがかんじき。英語に訳すとスノーシュー(雪靴)。曲げた木2本と紐だけというシンプル構造です。
いくつかのグループに分かれて、しゅっぱ~つ!
ワタクシはなすこぐまアイスのご夫婦と一緒に「のんびりグループ」に入って、写真を撮ったり遊んだりしながら回りました。
多少スノーシューより沈み込みは大きいものの、軽いので取り回しは楽です。沈まず歩きやすくて重いスノーシューか、沈む分足を上げて歩く軽いかんじきか。どちらがお好みですか?
雪原を歩く楽しさ。ぜひ多くの方にお伝えしたいと思うことのひとつです。
観音沼の、観音堂。鳥居が雪でずいぶん低くなっちゃってます。
屋根が重そう。50~60センチほどの積雪でしょうか。
沼を巡る道の途中で2m四方ほどの範囲に点々と何かが撒き散らかされていました。
アップで見るとこんな毛。これはウサギの毛で、フクロウに襲われたのだとガイドさんが説明してくれました。他の猛禽類は地上で獲物を仕留めるので地面(雪)がもっと荒れるはずで、つかむ力が強く樹上に獲物を持ち上げてから仕留めるフクロウはこのように雪に跡が残らないのだそうです。
他にもテンやニホンカモシカ、キツネなどの足跡が見つかりました。景色は寂しく見えますが、多くの生き物が生活しているんですね。
最後にヒップソリに挑戦。ソリの取っ手に付けたひもを腰に回してとめると滑りやすいそうです。
いやっほー! 結構良く滑る! 大人の雪遊び。
参加者に配られたおみやげ。木のバッジと、笹の葉でできたバッタ(!)。良く出来ています。
かんじきウォーク終了後、地鶏汁をいただき解散。楽しかった! 皆さまも来年参加してみてはいかがですか? イベントの情報は下郷町のサイトでも紹介しています。
<今日のりんちゃん>
カリカリの夢でも見てるのかな?
2014年 01月 24日
羽田沼(はんだぬま)に白鳥がいっぱい!
そんな羽田沼ですが、水質が改善されたためか餌やりとの相関関係が認められなかったためか、この冬は突然餌やり解禁となったようです。すると、鳥同士がどうやって連絡を取り合うのか知りませんが(笑)、このニュースは瞬く間に広まったらしく今年はとても多くの白鳥がやって来たではありませんか! ということで1月後半が飛来のピークということもあり、さっそく様子を見てまいりました。
おう、いるいる! ここは正式には「羽田沼野鳥公園」といい、10台ほどの駐車場もあるのですが今日はいっぱい。今年は鳥も車もにぎやかです。
グレーがかった白鳥の幼鳥もたくさんいます。奥の黒白の団体はキンクロハジロ。首の前部分が白いのはオナガガモです。
ヨチヨチ歩け。特に幼鳥は人を怖がりません。
じっとしていれば鴨もすぐ近くまでやってきます。
白鳥と鴨の大食事会。
ガツガツガツガツ。競争は激しい。鴨だって負けていません。
上空には鵜(う)が飛んでいました。
こっち見んな。
水の上に、岸辺に、たくさんの水鳥たちが仲良く羽を休めていました。
<今日のりんちゃん>
孫の手の持つところが、なぜか大のお気に入り。
2014年 01月 22日
八溝(やみぞ)の七福神巡り
<福禄寿・乾徳寺>
まず最初に訪れたのは、馬頭広重美術館の裏手にある「福禄寿・乾徳寺」。福寿草とカタクリの花咲く山裾の、福縁むすびのお寺です。
東日本大震災の犠牲者への供養と鎮魂をこめて、一年がかりでサワラの樹を彫り出した立木観音がありました。
七福神巡りを始めるには、まず最初のお寺(ワタクシの場合はこの乾徳寺さん)でスタンプを押すための色紙を500円で購入します。それぞれのお寺のスタンプは各200円です。また、納め札をここでいただき、各お寺に奉納します。
納め札。童謡の「お札を納めにまいります~」っていうのを生まれて初めてやりました。
<弁財天・光照寺>
光照寺が奉る弁財天は七福神中で唯一の女神で、水を神格化した智恵と稽古事の神様です。
弘法大師像と共に、東日本大震災物故者三回忌の卒塔婆が立てられていました。ありがたい。
ご本尊にはお会いできず、格子越しに札を納めて次へ。
<大黒天・法輪寺>
なかがわ水遊園の近くにある光丸山法輪寺は、御輿(みこし)や大鳥居など神仏混淆を色濃く残すお寺としても有名です。
中国では軍神であった大黒様も、日本に渡ればあらゆる願いをかなえる福の神に変身。ありがたく奉納しました。
こちらは春のしだれ桜も名物。花の時期には大賑わいだったことを思い出しました。
<寿老尊・極楽寺>
七福神めぐりの旅も中盤、4番目の湯津上梨街道沿いにある霊牛山威徳院極楽寺は「まるで霊牛が横たわっているよう」な丘の上に建つ、不動明王と天神宮、寿老尊を祀るお寺です。
700年も生きた寿老尊にあやかって健康を願い、不動明王の慈悲で災いを福と為す。健康でありますように。
極楽寺よ、納め札の入れ物だけは何とかしてくだされ。
<恵比寿尊・明王寺>
鮎の街黒羽の街中にある明王寺。七福神の中で唯一日本古来の神である恵比寿様は、商売繁盛の福の神です。
こちらは那須三十三所観音霊場巡りの第一番札所でもあるので、またいつか訪れるとは思うのですが、札が納めにくいぞ(笑)。
<布袋尊・不動院>
静かな畑と山が連なる地に建つ不動院では、弥勒菩薩の化身といわれる布袋様が円満と開運をもたらしてくださいます。
こちらには天然記念物、不動院のカヤの樹も祀られています。
たいへんオープンな造りで気持ちよくお札が納められました。
スタンプを押しながらあれこれお話をしてくださったお寺の奥様。不動院名物の梅もいただきましたが、甘くて杏のような味で美味しかった。ごちそうさま。
<毘沙門天・三光寺>
那須の名木「松翁」に迎えられ、いよいよ最後の三光寺へ。諸願成就の智恵の神、毘沙門天が祀られています。大根も素晴らしい(笑)!
こちらの庭には真っ赤な実を付けた南天の木がいっぱい。難を転ずるありがたい木なのです。
長いようで短い、ようでやっぱり盛りだくさんで充実した七福神巡りもこれで無事結願。ワタクシは宗教は何も奉じてはいませんが、信仰心はあります。七福神巡りをしてみたり、教会で賛美歌に聴き入ってみたり、お客さまが話していたラマダン明けの歓びに思いを馳せてみたり、どれも楽しいです。人の気持ちや心がけを良い方に向かわせるのが信仰心なのだったら、こんな素晴らしいことはありません。
七ヶ所でスタンプを押していただき完成した七福神色紙。自分で巡れば達成感もひとしおです。今年はどうぞ福を授かる良い年になりますように!
八溝七福神巡りは毎日朝8時半から午後4時の間、いつでも宝印(スタンプ)をいただけます。所要時間は約3時間。那須旅行でちょっと足を伸ばしてスピリチュアルなパワースポット巡り、皆さまもいかがですか?
八溝七福神巡り コースと各お寺の住所・電話番号などはこちら
<今日のりんちゃん>
横たわりネコ~。
2014年 01月 19日
ステンドグラス美術館のオルガン見学ツアー
まず始めに、こちらはウリエル礼拝堂にあるリードオルガンです。管楽器のリードと同じ構造で音を出します。
いつ製造されたかわからない古いオルガン。リードオルガンは調律不要・頑丈なので、教会の発展と共に船や列車で長距離輸送もされました。
鍵盤の上にたくさん付いているスイッチは「ストップ」という音色を変えるもの。両側の半円形の棚は燭台を乗せる場所。つまりこのオルガンは電気がない時代のものなのでしょうね。
次にガブリエル礼拝堂へ移動しました。ここにあるのはチャーチオルガン。電子ピアノのオルガン版といったところでしょうか。背後のステンドグラスととってもマッチしています。
上下に分かれた鍵盤はそれぞれ違う音色を出します。足も同様。
上・下・足、それぞれの鍵盤ごとにストップが用意されています。鍵盤と足鍵盤を連動させることもできます。前方から音の鳴るリードオルガンと違いチャーチオルガンは上部から上方に向かって鳴ります。このときちょうどここで演奏がありましたが、礼拝堂いっぱいに音が満ちあふれました。
このチャーチオルガンはイタリア製。白鍵上にある黒鍵との境目の線と、手前のうず巻きのような柄がイタリアの特徴だそうです。
いよいよラファエル大聖堂2階にあるパイプオルガンへ。
鍵盤部分はチャーチオルガンとよく似ている・・・というかチャーチオルガンがパイプオルガンに似せて作っているんですね。ちなみにパイプオルガンはどれでもオーダーメイドです。
興味深かったのはオクターブスイッチです。例えばいくつかのオクターブスイッチを入れると、写真の場合下のひとつの鍵盤で下の音+上の音+上のオクターブ上の音が出せるのです(上の鍵盤が沈んでいますね)! もちろん音の出る仕組みは全て機械式なので、下の鍵盤は3倍の重さになります。
でも、現在のパイプオルガンは実は電気を使っています。パイプオルガンは音を出すための空気を貯めておかないといけないのですが、そのためのファンが外部に備わっているのです。昔はこれは「ふいご職人」の仕事だったのですが、高給を取る・なのに演奏途中でやめちゃう(笑)など問題もあったそうです。
こちらがパイプオルガン横に設置された送風機。吸い込まれ注意ですね。
パイプオルガンの鍵盤はピアノと違ってオン/オフしかできないいわばデジタルな装置なのですが、この写真右端にあるペダルによって上鍵盤の音だけは強弱がつけられるのだそうです。やってみせていただきました。
上鍵盤用の空気を貯める箱のスリットを開け閉めして調節しています。もちろんスリットの開閉はペダルを踏む足の力だけが頼りです。
今まで何度も来て、見て、聴いていたオルガンたち。でも知らないことだらけでした。内容豊富なオルガン見学ツアーは所要時間約1時間で、まだまだここに書き切れないいろんなお話を聞くことができました。
那須ステンドグラス美術館専属オルガン奏者の原さん、今回は親切なご案内ありがとうございました。このツアーは不定期ではありますが、およそ隔月開催で次回は3月に予定されています。もしよろしければ那須ステンドグラス美術館のサイトでご確認のうえ、ぜひ皆さまもオルガンとステンドグラスの歴史に触れてみてください。
※今回はオルガン見学ツアーご紹介のため特別に許可を得て撮影しています。通常館内は撮影禁止となっていますのでご注意ください。
※オルガン見学ツアーは入館料込で1500円です。入館のみの場合は、お得な料金の当館「ステンドグラス美術館パック」をぜひご利用ください。
<今日のりんちゃん>
「おっ、メシの時間かい?」