2012年 03月 31日
テルマエロマエの舞台・北温泉へ
北温泉へは去年できた駒止の滝観瀑台横の駐車場から5分ほど山道を歩いて行きます。正面に北温泉が見えてきました。その右の赤茶色のものは温泉成分で変色したダムです。
到着。ここのおかみさんがふきのとうを摘んでいました。同行した家人が建物に入る前から「千と千尋だぁ」とはしゃぎまくりです。ワタクシ的にはつげ義春だと思うんですが・・・。
ここには2匹の看板猫がいて、こちらはティティちゃん。洋風ネームが北温泉と馴染まないけど、実はもう一匹もミミちゃんだったりします(笑)。ティティは歳のせいかとってもおっとりしていました。
受付でテルマエロマエ本発見。去年のロケの様子を尋ねたところ、「阿部寛さんや笹野高史さんが来て3日間泊まりがけで撮影していました。時間通りには進まずお世話するこちらも結構大変でしたよ。上戸彩ちゃんはどこか別の所に泊まっていました(笑)」とのこと。でも楽しかっただろうなぁ。作者ヤマザキマリさんのブログも必見ですが、Twitterでは「のんびりロケ地の北温泉に行ってみたい」とつぶやいてらっしゃいました。うふふふ。
玄関だけでもう別世界ですね。
土産物コーナーも激しく別世界です。
昭和天皇皇后両陛下の肖像画も自然にかかっていました。なぜならここは古くから皇室御用達だからです。
館内あちこちにいろんな神様が奉ってあります。
建て増しを繰り返してきたので、廊下沿いに外壁があったりします。廊下と旧外壁の隙間を見下ろすと屋内なのに温泉の川が流れています。
湯は何ヶ所かあるのですが、なにはともあれ子宝の湯でも有名な混浴「天狗の湯」へ。
今回はたまたま先客がいらっしゃったのでヘタレな家人は退却。あれっ? 外国人の方だ。
ワタクシ「こんにちは。どちらから?」
外国人の方「いやもう、東京からですよ」
お話をうかがうと、もうかれこれ30年以上月イチペースでここ北温泉に通ってらっしゃるニュージーランド人のマルコムさんとおっしゃる超常連さん(写真許可をいただきました)でした。
※この写真は2008年の天狗の湯です。見比べてみてください。
マルコムさん「ちょっと天狗が変だと思いませんか?」
ワタクシ「うーん・・・あれっ、そういえばなんか違和感が。あっ、小さくなってる!」
マルコムさん「そうなんですよ。こっち(マルコムさんの背後)にあったいちばん大きな天狗を外して、右の中くらいのを代わりにかけて、右には左の小さいのを外して持ってきています」
実はマルコムさんは去年からいちばん大きな天狗の修復を頼まれていて、現在もまだ作業中なのだそうです。天狗は鼻など細かい部分も含め全てくり抜いて作ってあるので裏面の湿気と痛みが激しく、国宝の補修と同じ薬剤を充填するやり方で直していて、5月中頃には完了の予定とのこと。お祝いイベントでもやりたいなぁとおっしゃっていました。
これは「芽の湯」。今までベールに包まれてきた女性専用の内湯です。家人を連れてきて良かった(笑)。3階にあるので見晴らしも良く、長い湯船が気持ちよかったとのことです。
テルマエロマエが上映されると一気に混んじゃうかも? 那須岳の林はまだこんなですが、道路にはすでに雪がありません。那須旅行では、今後人気上昇間違いなしの映画スポット北温泉もまわってみてくださいね。
<今日のりんちゃん>
Necoバッグって名前で売り出せないかなぁ(笑)