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2008年5月の沼ッ原湿原リポート

ケロッピ予備軍
一見枯れ草ばかりのような山の上の沼ッ原湿原でも、よく見ると若芽や小さな花などであふれており、ここにもすでに春が到来していましたということを前回お知らせしました。

ですがこれはなにも植物だけの話ではなく、動物たちも活動を開始していたのでした。
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種類はわかりませんが、カエルの卵。いやというほどあちこち水の中に見つけました。他にもチューブタイプのものもありましたが、圧倒的に多かったのはこの種の卵です。
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もちろんもうすでにかえったものもいて、彼らには水に沈んだ枯れ草が格好の住処です。
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局所的に大ラッシュアワー状態の場所も(笑)。すごいことになってます。はたして全員分の食べ物はあるのだろうか・・・。
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オタマジャクシに食べられる(?)のを恐れてか、彼らのコロニーがないところに浮かぶアメンボ。湿原の水は澄み水深は浅く、アメンボの足の影がクッキリと水底に映っています。
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やっと捉えた! クロサンショウウオ。去年の6月に訪れたとき、チャンスを逃してしまいついにカメラに収めることができなかったのでした。やれ嬉しや。

一年ぶりの再会
実は去年も今回と同じ時期に沼ッ原湿原へその年最初の散策に向かい、行きがけに偶然野生のサルに遭遇したのですが今回は姿を見かけませんでした。ところが「そうそううまいことはいかないか・・・」などとひとりごちながらの帰路、なんとまたまた今年もサル発見です!
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えーっと(笑)。ガードレールに腰掛けてますね・・・。ちょっとビックリしました。急いで手前10mで車を停めたのですが、あまり気にしていないようでした。
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それでは、ということでソロソロと車をサルの横まで移動。サルの方でもなんだかめんどくさそうに移動を開始し、木に登っていきました。新緑とサル、なんちゃって(笑)。
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ポカポカと暖かい晩春の陽気、柔らかい陽射し、新緑がもたらすこれからの季節への安心感、傍でカシャカシャと変な機械音をたてるだけの無害そうな人間のオヤジ・・・。いろんなものが子守歌代わりになったのかどうか、サルはいつしか熟睡モードへ突入していました。やれやれ。

願わくは沼ッ原湿原一帯の山の植生が保持され、サルたちやその他の野生生物とワタクシたち人間が上手に棲み分けできるよう、彼らとまた来年も再会することが出来ますよう、念じてやみません。
by raspberryfarm | 2008-05-22 22:55 | -沼ッ原湿原