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初めてのバードウォッチング<後編>

さてバードウォッチングの後半は、池から離れて林へと進みました。
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池の枯れ木の上からセグロセキレイがワタクシに手を振って・・・いないか(笑)。セキレイ類は尾っぽの長い鳥で、栃木あたりではコンビニの駐車場などでも良く見かけます。飛ぶよりも歩くのが好きなのか、トットットッとすごいスピードで地面を移動しています。
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林ではカラ(キツツキのことです)類を多く見かけます。これはシジュウカラ。
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そしてこれはコゲラ。まぁ、小さいケラですね。ケラ類は皆、木の中の虫を探しています。
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まん丸の体に不釣り合いの長い尾が目印のエナガ。エナガやメジロとケラたちは種類が違っても行動を共にすることが多く、これを「混群」と呼ぶそうです。皆でいっしょにいれば餌も見つけやすく敵からも身を守りやすいということでしょうか。また彼らはルートセールスよろしく決まったパターンで行動するので、例えば今日この木で見かけたとすると、明日も同じ時間に同じ木で観察することが出来るのだそうです。うーん、律儀です。
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アトリ。通常は群れでいるそうですが、この時は単独でした。小さい鳥にしては珍しくじっとしていてくれたので、逆光の補正などカメラを調整する時間が取れました。

探鳥会の終わりには、朝あらかじめ配られていたプリントを見ながら発見した鳥やその仕草などをおさらいする時間があり、単に山野を散歩するのとは違うなと改めて実感しました。おさらい時間中にちょうど上空に飛んできたのがノスリでトンビとは尾っぽの形が違うのだとか、遠くでカラスの鳴き声が聞こえるとハシブトガラスはカーカーでハシボソガラスはガーガーと鳴くとか、野鳥の会の皆さんはとにかくもうなんでもよくご存じで、とっても有意義な一日でした。
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無事探鳥会も終了し、別件の用を済ませて帰宅する頃にはすでに夕闇が迫っていました。このところ日が暮れるのがホントに早いです。今年は暖冬で探鳥会の時にはまだ全く雪の気配がなかったのですが、その後(今このブログを書いている時ですね)とうとう本格的に初雪が降りました。次回はその初雪の様子をお伝えいたします。ではでは。
by raspberryfarm | 2009-12-18 01:01 | -野鳥